喉の痛み全然治らない、その陰に潜むもの

喉の痛みしばらく治らない場合

1ヵ月飲んでるのに効かない!?他の薬はないのか!というお客様

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多くの場合、風邪の諸症状は2~3日、長くても1週間もすれば完治して当然だろう。

しかし、薬を飲んでいるにもかかわらず快くならないケースもあります、もしあなたが3週間を超えて、いや2週間でも早すぎることは無い、喉の痛みが治まらないとうい場合は最後まで読んでみてください。

現役ドラッグストアの店員(医薬品登録販売者資格9年目)が、体験した実話をもとに解説いたします。

え!?まさかの癌(ガン)

60代と思われる男性のお客様が、薬の空き箱を手に『これ1か月も飲んでるのに全然効かないよ、他に良い薬はないの?』

その空き箱は、ぺラッ〇T錠であった、この薬は喉の炎症や痛み、腫れを抑えるもので、私たちも普段の接客のなかでは、喉が痛いといえば自信も持って提案する1つといえる。

私は瞬時に、これはただ事ではないなと頭をよぎりました。はじめて同じ薬を長期連用されるお客様にあたり、資格試験に出てきた問題を思いだしたぐらいです。

私は言いました『大変申し訳ありませんが、他に提案できる喉に効くお薬はありません、しかも1ヵ月も治らないということは、申し上げ辛いのですが、もしかすると病気の可能性がございます、どうか病院で診てもらってください』

不機嫌そうなお客様のほうから鎮痛剤はどうかと聞かれたが、これも適当ではないと判断、再度病院への受診を促し、この日は納得され何も買わずに帰られました。

しばらくしたある日、こちらのお客様が三度ご来店。

『このあいだはありがとうございました』と深々と頭を下げ、『お兄さんの言う通り病院で診てもらったら、咽頭癌 だったよ!でも早期に発見出来たから助かるって、お兄さんは命の恩人です、ありがとうございました』

どうみても中年の筆者を、お兄さんと呼んでくれた事はお世辞にしても、この仕事をしていてやりがいを感じた場面であった。

あなたも、どこか調子が悪くて、ある薬を長期にわたり服用しているとするならば、何か悪いものが潜んでいるかもしれません。かかりつけの医師・薬剤師、または医薬品登録販売者へご相談ください。って書いてあるんですけどね。

よくある喉の痛みと症状

ここからは、上記のようなレアケースを除く、一般的という言葉が正しいかわかりませんが、よくある(よく聞く)喉の痛みを紹介します。

風邪による喉の炎症

喉の奥や喉頭が赤くなり炎症が起こる。
ウイルスや細菌感染、アレルギー、声帯の過度な使用などが原因となることがあります。

連鎖(レンザ)球菌咽頭炎

細菌の一種である連鎖球菌による喉頭(咽頭)の炎症でのどの痛みや赤み、扁桃腺の腫れ、発熱などの症状を伴います。
連鎖球菌咽頭炎は感染力が高く、咳やくしゃみなどの飛沫感染、また接触感染によって広がります。

扁桃炎

扁桃炎とは、ウイルスや細菌感染によって引き起こされることがあり、のどの痛みや赤み、扁桃の腫れ、発熱、嚥下(むせるなどの喉の機能の障害)などの症状を引き起こすことがあります。

声帯の炎症

声帯の炎症は、長時間の声の使い過ぎや、過度な声の出し方、喫煙などによって起こることがあります。声帯炎は声のかすれやのどの痛みを引き起こすことがあります。

対処法の選択肢(市販薬)

  • うがい
  • 喉スプレー
  • トローチの服用
  • 喉の炎症を抑える薬の服用
  • 解熱鎮痛薬の服用

詳しい成分や薬効名は省かせてもらいます。セルフメディケーションの観点から、軽度な場合ご自身で市販薬を買って対処するのも良いですが、症状によっては専門家にご相談ください。

お薬以外の対処法は

お茶のカテキンや、葱科のアリシンが喉に良いなど色々言われていますが、意外と知られていないのが、唾液に含まれるリゾチームです。
リゾチーム(Lysozyme)は唾液や涙、鼻汁などの体液に含まれるタンパク質の一種で、抗菌作用を持っ身体本来の免疫機能なのです。
普段から喉や口腔内の乾燥を避け、唾液がたくさん出るようなもの、たとえば適度に飴を舐めるなども良いですね。

まとめ

いかがでしたか、一言に喉が痛いと言ってもその程度は、軽度な症状から癌に至るまで様々です。

長期にわたって薬を飲んでいるにもかかわらず治らないな、と思った時にはお近くの医師・薬剤師、または医薬品登録販売者までご相談ください。

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